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心の健康

私が適応障害で休職した経験談とお金の問題や治し方・療養に関すること

アクセス頂きありがとうございます。

これは、私が実際に適応障害に発症して休職→復職した際に感じた事や、今振り返ってみて自分にしてあげたかったアドバイスを書いた記事になります。

私自身、ADHD特性と長年付き合い続け、適応障害で丸ごと1年の休職を経験しています。

時間をたっぷりと使ったものの、心の健康を取り戻すことができました。

私は心理学や精神医学に精通しているわけではございません。

当事者として実体験したからこそ皆様にとって少しでも有益な情報を届けできないかと思い、本記事を執筆させて頂きました。

可能な限り、カドの立たない文章を意識しておりますが、配慮の行き届かない表現がある可能性もございますこと初めにお詫びいたします。

「通院とまではいかないけど、不安がある」という時には一度カウンセラーにお話を聞いてもらうという事も有効だと思います。

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それでは、私が適応障害で休職していた時の経験を以下にお届けいたします。

どうぞよろしくお願いいたします。

罪悪感で頭をいっぱいにしないように

一人一人、違う悩みを持った方がこの記事に目を通して頂いていると思います。

私自身、実際に適応障害になって休むことになった時に様々な不安が頭によぎりました。

これから先のこと、仕事のこと、周りのこと。

色々な心配があるかと思います。

心配できるからこそ、心が疲れてしまったとも考えることができるでしょう。

その中でも、仕事や周りのことが気になって罪悪感を感じてしまう時もありました。

経験して思ったことは、罪悪感に押しつぶされず、療養に注力することが一番の近道だということです。

罪悪感に完全に蓋をして封印をするではなく、罪悪感がある自分を受け入れその上で、

何もできない今の状態から脱却して安定化することが、この先の為にも仕事や周りの為にもなる

という一見遠回りに感じることが、私は結果的に一番の近道であると意識すると少しでも心を軽くでき、回復につながる行動を起こせたと思っています。

やりたいことをやる

仕事を忘れ、時間があるとしたら何をやりたいですか?

私が適応障害になったばかりの頃は、「何もしたくなかった」です。

もちろん「何もしたくない」という感覚があれば無理にアクティブにならず心の声に従ってもいいのかと思います。

実際、メンタル心理カウンセラーの資格学習で紹介されている「森田療法」と呼ばれる療法では、絶対臥褥期(ぜったいがじょくき)と呼ばれる「何もせずにただ寝ている」という期間を設けています。

その後に軽作業をする期間がはじまり、時間を増やしたり生産的な作業に変えていくことで社会復帰を目指すというものだそうです。

実は、私は2回休職を経験しており、1回目の休職では早期に一度職場復帰を試みておりました。

しかし、私にとってその選択が良くなかったようで、なんとなく心に不安やわだかまりを残したまま就業し続け2回目の休職となってしまいました。

前章で書いた、「何もできない今の状態から脱却して安定化することが、この先の為にも仕事や周りの為にもなる」を強く実感する経験となりました。

2回目の休職ではその失敗を教訓に可能な限り休んで趣味やゲームに興じることにしました。

結果、丸ごと1年間の休職になりましたが、万全の状態で職場復帰を果たせたと思っております。

会社のことは考えない

これは実際に医師からも推奨してもらい、私自身も徹底したことでした。

プロジェクトが気になったりもありましたが、会社パソコンを返却し傷病手当(休職中の生活費補助)や他のお金の手続きや人事関連のみプライベートメールアドレスに送ってもらうことにしました。

最初は「本当にいいのだろうか?」と罪悪感ばかりが頭によぎりましたが、次第に心に余裕が戻り始めて「やりたいこと」を考える余裕が復活してきました。

通院を持続する

私の場合は心療内科に通っています。

適応障害の状況によっては、通院はとても辛いですよね。

ほとんど完治した現在、特に働きながらの通院には時間が掛かるため、スケジュールを意識する必要があります。

最初のうちは通院で精一杯ですが、だんだんと「通院したくなる楽しみ」を見つけられると続けやすくなります。

その辺りの考え方は医師にも正直に「通院が辛いので、何かいい方法はないか」相談してみると参考になる方法や考え方、意見が聞けるかもしれません。

昨今では電話やwebで経過の診療をしてくれる病院もあるので、無理なく通院を続けられる病院を見つけらると嬉しいですね。

後述する、生活費を貰う傷病手当金や病院の実費負担額を1割にする自立支援制度を維持するためにも通院を続ける意味があります。

処方してくれたお薬について

私は最初、お薬を飲むことに様々な不安を感じていました。

そんなときに医師から言われて救われた言葉があります。

骨折したときにサポーターをつけたり、松葉杖をついて生活を送ることがありますよね。処方しているお薬は、心に寄り添う松葉杖のようなものです。生活をする手助けをしてもらうために必要なものです。骨折が治れば松葉杖は使わなくなるように、適応障害が良くなればお薬も減っていきますよ。

この言葉を聞いてから、お薬を飲むことに抵抗が減り上手に付き合うことができました。

実際に先生が言ってくれた通り、今現在は薬の量も減り、精神的な安定をさせるためのお薬は処方も無く自浄できるようになりました。

お金の悩みは各種申請で解決しよう

私は休職するときに、「お給料がもらえなくなってどうやって生活していけばいいのか?」という不安がありました。

元々浪費家なため、貯金が少なくて不安でした。

実は、療養で休職する際に金銭面での援助を受けることが出来る可能性があります。

今に思えば、休職の診断書を書いてくれた医師に正直に相談してみることが近道だったのかもしれないと思っています。

私が使用した制度は「自立支援制度」「傷病手当金」でした。

療法とも医師のサインや診断書が必要となるため、最初に漠然と医師に相談してみるのが良いかと思います。

自立支援

診察代とお薬代が1割負担になり通院時のお金の負担が減ります。

今回の場合は、休職の原因となった適応障害への治療に対してのみ有効なので、他の病気や怪我の診察などは普通料金です。

経済的な支援|こころの病気への支援や助成など|治療や生活へのサポート|メンタルヘルス|厚生労働省

傷病手当

お仕事で貰える給料の3分の2を毎月貰えます。

毎月でも良いですし、数ヶ月まとめてでも貰えます。

以下の注意点があるので把握しておいた方が良いです。

貰おうとする度に申請は必要

毎月か数ヶ月に一回か貰うとしても毎回手続きは必要です。

会社と少しやりとりが必要

申し込む際には会社から傷病手当の申込書をもらい、記入して会社に返送する必要があります。

毎月申請書が会社から送られてきて、記入していました。

自分で書く欄もありますので、慣れないうちは会社や医師に相談してから記入すると安心です。

医師に書いてもらう欄もありますので、通院の際に忘れずに持っていきましょう。

申請してから支給まで2ヶ月ほどかかる

申請をしてから貰うまでにタイムラグがあるので、その間だけは貯金や周りの支援でやりくりする必要があります。

仕事|こころの病気への支援や助成など|治療や生活へのサポート|メンタルヘルス|厚生労働省

通院するまでではないけど辛い時はカウンセリングを受けてみる

様々な事情のある方が、この記事を読んでくれているのかと思います。

ありがとうございます。

私のように自分自身が辛い方、周りにサポートしてあげたい人がいる方それぞれで考えていることがあるかと思います。

その中でも一人一人で感じ方や正解の考え方も異なっていると思います。

メンタルケアの世界では、一人一人オーダーメイドの治療方針が必要であり「このやり方をすれば全員が同じように治る」ということは難しいとされているそうです。

明らかに病的な辛さである場合は医療機関に受診をして医師に診てもらうと良いのかと思います。

 

通院をするところまではいかないでも、不安やメンタル的に改善したい点があるという方はカウンセラーに話を聞いてもらうというのも良いでしょう。

マインドフルに生活を送りたい、怒りに流されやすい自分を変えたい、穏やかな思考を手に入れたい...。

そんなときにカウンセラーに相談してみると、自分を客観視できて想像以上にいい変化を得られるキッカケにもなるかもしれません。

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私自身、回復が見られて復職をする1か月前からはカウンセラーの方とweb面談を実施し、沢山お話を聞いていただきました。

生活の送り方やマインドを沢山一緒に考えて頂きました。

私の経験が少しでも、誰かの支えになれたらと思います。

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