売れないNFTの特徴を、私が展開しているNFTコレクション「Someone's Story」から考察していきます。
ローンチしてから約1か月販売実績0件のNFTコレクションになります。
Someone's Storyはこちら。
まずは結論として、このNFTが売れない理由を5つ列挙します。
今回はSomeone's Storyをボッコボコに書いてますが、
いつか、これらの意図や魅力を説明した記事も書きたいと思っています。
だから売れない!わいのNFT
- マーケティング不足
- ロードマップがない
- ホルダー特典が刹那的
- アートのクオリティが低め
- 試しに買うには高い出品方法/値段設定(イーサリアム)
どういうNFTか簡単に説明すると...。

"ドット絵でデザインされた本のNFT。 本の中(unlcockable content)に100~150文字前後で様々な世界観の物語が綴られている。 その内容はホルダーのみ読むことが出来る"
というNFTになります。
ブロックチェーンはイーサリアムで、値段は0.01ETHです。
そして最大の特徴は、まったくもってお迎えがない!
二次創作でストーリーを作り、transferさせていただいたことはあります。
とっても喜んでいただけました。
と、結論とSomeone's Storyの説明をさせていただいたところで
なぜ、お迎えがないのかの理由を深堀していきます!
NFTが売れないのはマーケティング不足
マーケティングってなんぞや?
商品が大量かつ効率的に売れるように、市場調査・製造・輸送・保管・販売・宣伝などの全過程にわたって行う企業活動の総称。市場活動。販売戦略。
https://languages.oup.com/より引用
NFTにおいて特に大事なのは、市場調査・宣伝かなと思います。
ある程度のクオリティが求められる点については、製造になるのかなとも。
ただ、売り方次第でクオリティを超えた売り上げが出るというのは、
NFTに関わっている方であればよくお分かりかと思います。
市場調査
どんなNFTに需要があるのか、なぜ人気なのか。
これを簡単にでも調べてある程度パクる必要があります。
この記事を書いている現在(2022/03/08)だと、可愛い女の子のNFTが流行中です。
過去には動物が流行ったり、土地を売るのが流行ったりしました。
なので、今この瞬間すぐに売り上げを出すつもりでNFTをするのなら、
可愛い女の子を描くのが無難な戦略になりますね。
でも、それ以外も売れてる。なんで?
流行りに乗っていないデザインのNFTでも売れていて、なんで?という時には
そのNFTが提供している付加価値に要因があるでしょう。
例えば...。
- もともと有名人が創ってる
- コレクションの今後が分かるロードマップ(新作が継続的に出る、今後値段を上げる、新しいプロジェクト予定)
- 購入すると組織の一員となれるような特典(Discord招待等)
- 会員特典がある又は始めるという告知がある(季節ごとに追加NFTプレゼント、原画発送、二次創作許可...etc)
- 面白いジェネレイティブアート(プログラムで部品の組み合わせ違いを大量に作るやつ)
- 方や高クオリティの一点もの
- 購入してから絵柄が分かるガチャ的要素
- 独自コントラクトである
これらを踏まえた上で、Someone’s Storyを見てみると足りないポイントは下記の通りかなと。
あくまで、僕自身が展開してるコレクションなのでオブラートにつつまずに言います。
ポイント
- 可愛い女の子ブームにかすってすらいない!そもそも物...。
- 作者が有名人じゃない → これは売れてる人でも同じ悩み
- ロードマップなし。明言してるのは「100冊くらい溜まったら図鑑ぽいものをリアルで作りたい。」だけ
- 会員特典が「本が読める」のみ。なんだか刹那的。
- ジェネレイティブ要素なし!
- 一点ものだけど、高クオリティかな?と言われると...。
- ガチャ要素なし!
- openseaの共有コントラクト
マーケティング要素としては、「購入したら中身を読めるよ!」という購入者特典だけです。
あと日本語で書いているということが最大のデメリットかな、とも思います。
宣伝
これに関しては今の時代、個人でどんどん出来ちゃう時代ですね。
NFTで盛んなのはinstagramでの投稿、Twitterでの投稿SPACEでの発言ですかね。
私の場合は正直宣伝できていません。
instagramもできませんし、Twitterの#買いますタグに反応しておらず最近SPACEは聞き専...。
理由は単純で気力が落ち気味だからですね。
今はただ、自分で作る世界観にゆっくり浸かっていたいな...という心境です。
宣伝の中でも特にTwitterSPACEはすごいです。
生の声でコンセプトや思いを伝えることができますし、
誰かのスペースで発言するだけでフォロワーが沢山増えます。
もっと作品の数が増えて、openseaの彩りが豊かになったら宣伝頑張りたいです。
(本当は、初期から宣伝をして発売ごとに売り切れにするのが理想です)
売れないNFTは出品方法にも問題が?
今現在WebでのNFT販売で多いブロックチェーンはイーサリアムかPolygonです。
結論、Polygonで出品したほうが日本では売れやすいです。
イーサリアムチェーンとPolygonチェーンでそれぞれメリットが異なります。
openseaで販売するという前提でご紹介します。
また、執筆時現在(2022/03/08)の状況を基に書いています。
イーサリアムについて
メリット
- 現状(2022/03/08)はイーサリアムのNFTの方が、各プラットフォームで使える機能が多い(TwitterBLUE、一部展示用メタバース等)
- 詰まりが少なく処理が速いので、安心して販売/購入ができる
- 流行って値段が上がった作品の多くがイーサリアムチェーン(2022/03/08現在)
- openseaでオークションできるので、まさかの価値が出ることも
デメリット
- 現状(2022/03/08)はガス代が高い。openseaで初回出品時に10,000~20,000円、購入時に5,000~10,000円、transfer時に3000~5000円程
- 独自コントラクトだとさらにガス代が高い。mintごとにかかる、作り方が下手だと余計に高い
Polygonについて
メリット
- mintするにしても買うにしてもガス代がとにかく安い
- openseaコントラクトだとmintもlistもガス代がかからない
デメリット
- 各プラットフォームで未対応だったり動作が不安定。(展示してるのに表示されない、TitterBLUE未対応なので六角アイコンできない)
- ガス代が安いけど、詰まりが深刻な時が多く、買えないTransferできないMintが遅い等が起こり得る
- openseaオークション未対応
- イーサリアムからのブリッジが面倒
イーサリアム、Polygonそれぞれの特徴を踏まえてSomeone's Storyを見てみると
一律イーサリアムで0.01ETHで出品しています。
まず値段が「試しに買ってみよ」となりづらい0.01ETH。
さらにイーサリアムチェーンなのでガス代の方が高い!
総じて気軽に手が出しづらいという売り方になっています。
まとめ
私の展開しているSomeone's Storyが売れない大きな理由は主に5つあります。
という記事でした。
今回はSomeone's Storyをボッコボコに書いてますが、
いつか、これらの意図や魅力を説明した記事も書きたいと思っています。
だから売れない!わいのNFT
- マーケティング不足
- ロードマップがない
- ホルダー特典が刹那的
- アートのクオリティが低め
- 試しに買うには高い出品方法/値段設定(イーサリアム)(